継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2023年1月19日号 〜「DX人的資本」の育て方 デジタル競争力の土壌を耕す〜

表紙は、「DX人的資本」の育て方 デジタル競争力の土壌を耕す」です。
 
今回は、DX推進のためのデジタル人材育成の取り組み事例等が紹介されていました。

数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① パブリッククラウドの市場支配力が一層強固に

2026年にはパブリッククラウドが1兆ドル市場に膨れ上がるという予測が紹介されていました。
ハイパースケーラーのパブリッククラウドは最新技術への取り込み速度が他を圧倒しており、これらの企業が提供するクラウドサービスの付加価値がどんどん高まっていくため、ハイパースケーラーによるクラウド市場の寡占化がどんどん進んでいく可能性があるようです。

 

印象に残ったテーマ② ジョブ型雇用をめぐる誤解

海外で採用されているジョブ型雇用と日本が目指すジョブ型雇用は異なるという内容が紹介されていました。
海外では、対象のジョブが不要になれば人を解雇するのが一般的であり、未経験者を採用しないことが一般的になっています。
一方、日本の制度上、解雇が容易ではないことから、海外のジョブ型雇用を単純に真似することはできません。
そうした中で、上司との面談を増やす等により、本人のスキルや希望するスキルと会社として必要なジョブやスキルとのマッチングを高める方策が紹介されていました。
この方策によって、社員のエンゲージメントが高まり、会社の売り上げアップにつながることが期待されるのではないでしょうか。

 

印象に残ったテーマ③ システム開発における人員配置の変化

従来のシステム開発ではPMを筆頭として、その下にSE等が控えるピラミッド型のシステム開発体制でしたが、今後は、顧客の課題解決に短期間で答える必要があることから、フェーズによって登場人物が変わるタイムライン形式になりつつあるという意見が紹介されていました。
これにより、アサインされるメンバーの視点からすると、ある程度長期間のプロジェクト期間中に一定のスキルが求められていた状況から、刻々と求められるスキルが変わる状況に変化することから、一層のリスキリングが必要となるのではないでしょうか。

 

まとめ

日本のジョブ型雇用がどのような姿になるのか楽しみだと思いました。

他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。