日経コンピュータ 2022年6月9日号 〜パナソニック、100年企業のデジタル変革〜
表紙は、「パナソニック、100年企業のデジタル変革」です。
パナソニックの最新の取り組みが紹介されていました。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。
印象に残ったテーマ① 三菱UFJフィナンシャル・グループのアーキテクチャ戦略
三菱UFJは2015年に「クラウドファースト」を打ち出し、システムのクラウド移行を進めてきており、現状、1000ほどのシステムのうち、約350システムをクラウドに移行したようです。
単にクラウド移行を順調に進めているだけでなく、メインフレーム、オープン系サーバー、クラウドのどれに移行するかを適切に判断しているところが素晴らしいと感じました。
印象に残ったテーマ② パナソニックの自律型SCM
総額8600億円で買収した米ブルーヨンダーを何に使うのか気になっていたところですが、ブルーヨンダーの製造、物流、小売り向けのサプライチェーン管理のクラウドサービスとパナソニックの技術を組み合わせて、川上から川下までを結んだ動的なサプライチェーン管理の実現を目指しているようです。
この仕組みにより、SCM事業で世界一を目指しているようです。
印象に残ったテーマ③ 最新デジタル店舗
ディスカウント店のトライアルカンパニーが、カメラとスーパーの電子棚札を連動した自動値下げシステムを導入したという記事が紹介されていました。
パナソニックの自律型SCMでも同様のサービスを提供しようとしているようですが、この仕組みがうまく機能し、売れ残りが減らすことができれば、ESGの観点からも素晴らしい仕組みであると感じました。
まとめ
デジタルを活用したサプライチェーンの改善に大きな変化が起きそうな予兆を感じる内容でした。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。