継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

【書評】ビル・パーキンス「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」 〜金・時間・健康を最大化する方法を紹介〜

昨今のFIREブームでお金を節約し、早期リタイアを目指す生き方が持て囃されていますね。
本書はそうした、お金を得るために、若い内の貴重な時間を犠牲にする生き方とは全く異なる生き方を提唱してくれています。
本書を読むと、お金・時間・健康のバランスを取り、後悔の無い生き方を送りたいと思うのでは無いでしょうか。

 

本の紹介

本書の著者「ビル・パーキンス」氏は 、会社のCEOにしてミリオネア。映画監督、俳優、ポーカーの名手と非常に多方面で活躍されている方のようです。こうした人生を楽しみ尽くしている方の生き方は非常に参考になるのではないでしょうか。

 

印象的なポイント① 今しかできないことに、惜しみなく金を使え

いましかできないことに金を使う。
それこそが、この本で伝えたいことの核だ。
90歳になって水上スキーを始めるのは難しい。今それを我慢すれば、その分の金は貯まるだろう。だが、十分な金を得たときには、すでにそれができない年齢かもしれない。過去に戻って時間を取り戻すこともできない。
金を無駄にするのを恐れて機会を逃すのはナンセンスだ。金を浪費することより、人生を無駄にしてしまうことのほうが、はるかに大きな問題ではないだろうか。

 

これまでの人生で、「お金が貯まった時にやろう」と我慢してきたことはないでしょうか。
振り返ってみて、やらなくて正解だったなと思うものは問題ありませんが、やっておけばよかったなと後悔することはないでしょうか。
人生を最大限楽しむ為に、数年後にも本当にやるチャンスがあるかしっかりと考えて、後悔ない選択をしたいものです。
 

印象的なポイント② 記憶の配当を大事にする

金を払って得られるのは、その経験だけではない。その経験が残りの人生でもたらす喜び、つまり記憶の配当も含まれているのだ。
 
昔の友達と集ると、昔の遊びの話等、同じ話で、何度でも盛り上がれるようなことってありますよね。
こうした話題の種となる経験は、定年後よりも、人生の早い段階でできた方が、その後の人生で何度も味わうことができお得です。
こうした記憶の配当を意識して、早め早めに色々と経験してみる重要性を感じました。

 

印象的なポイント③ 死ぬ前に後悔することトップ2

最大の後悔は、「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」であった。他人が望む人生ではなく、自分の心の赴くままに夢を追い求めればよかった、と。
(中略)
実際、ウェアが患者から聞いた後悔のなかで2番目に多かったのは(男性の患者では1位だった)は、「働き過ぎなかったらよかった」だ。

 

これらのことに後悔しないように、その時々しかできないことを確実にやり逃さないように生きていきたいと感じました。
 

まとめ

毎日漫然と働いて、自分の人生の大切な時間を浪費してしまっていることを戒める内容でした。

他にもためになることがいっぱい書いてあるので、ぜひ読んでみてください。