日経コンピュータ 2023年3月2日号 〜激変・地銀システム共同化〜
表紙は、「激変・地銀システム共同化 「広銀ショック」が塗り替える勢力図」です。
今回は、地銀システムの勢力図や暗号化技術のリスクなどが紹介されていました。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。
印象に残ったテーマ① 暗号が破られる危険性
その対策として、耐量子計算機暗号(Post-Quantum Cryptography,PQC)に置き換える必要があるようです。
CRYPTRECは2023年4月にPQCの紹介や実装方法を記載したガイドラインを公開する計画があるようです。
印象に残ったテーマ② 内製化の理由の誤り
企業が内製化を進める理由として、「コスト削減」が最も多くなってしまっているという記事が紹介されていました。
この理由では、単にエンジニアを安く雇えれば良いという話になってしまい、本来の趣旨であるビジネス変化への対応力を強化する趣旨から外れてしまっています。
こうした認識の誤りが起きないように、内製化の目的を正しく理解しておきたいものです。
印象に残ったテーマ③ 広銀ショックが塗り替える勢力図
広島銀行が乗り換えることとした理由は、「MEJARのオープン化に向けた道筋が明確だったこと」、「コスト削減」、「経営方針の違い」のようです。
こうしたことから、ITベンダーとして提案するときには、顧客が望む将来像を正しく理解し、その実現の道筋をしっかりと示すことが重要であると感じました。
まとめ
量子コンピューターにより生じるリスクへの対応を把握しておく必要性を感じました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。