継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2022年10月13日号 〜DX人材育成は失敗できない〜

表紙は、「DX人材育成は失敗できない 成功へ導く7つの工夫」です。
 
様々な企業のDX人材育成の内容や防衛省の新しいセキュリティ対策基準が紹介されていました。

数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① AI活用に潜むリスク

様々な企業で活用が進むAIについて、利用開始後にも継続して正常に動作しているかの評価が必要という記事が紹介されていました。
 
AIは人間がチェックしたデータを活用して教育をうけてからリリースされるケースが多いですが、急激な環境の変化により、事前に教育に使っていたデータと異なるデータを処理する必要が生じた場合や、ユーザが入力した教育に適していないデータを学習し続けてしまった場合に、正常に動作しなくなってしまうという問題があります。
このため、運用開始後にこうした事態に陥らないための対策が必要です。

 

印象に残ったテーマ② セキュリティに対する意識改革

従来のセキュリティ対策では、「特定」「防御」「検知」「対応」「復旧」の5段階のうち、特定と防御を重視していました。
一方、昨今の安全保障問題によりサイバー犯罪が増えていることを受けて、今後は、不正侵入を防ぎきれないことを前提とした手立てが必要になってきており、「検知」「対応」「復旧」まで含めた総合的なセキュリティ基準であるNIST SP800-171を採用する必要性が生じたようです。

 

印象に残ったテーマ③ デジタルで物流業を改革

CBcloudによる荷主とドライバーをオンラインで取り次ぐ「軽town(現PickGo)」が紹介されていました。
多重下請けによるドライバーの劣悪な労働環境や低賃金問題を解消するべくこのサービスを開発し、現在では4万人以上のドライバーが登録する仮想的な運用大手になっているようです。
デジタルの力で社会課題の解決に取り組んでいる非常に素晴らしい事例だと思います。

 

まとめ

セキュリティ対策が大きな転換点を迎えており、最新の情報を収集する必要性をあらためて感じました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。