継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2022年11月10日号 〜デジタル庁発足1年を検証する〜

表紙は、「河野体制指導 デジタル庁発足1年を検証する」です。
 
デジタル庁のこれまでの成果、今後の活動について紹介されていました。

数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① AI制度の劣化を予防

一般に機械学習モデルの精度は運用開始直後が最も高く、徐々に低下していき、大きな環境変化が生じた際に正しい判断を下せなくなる「ドリフト」が生じます。
こうしたドリフトに対応するために、セブン銀行が「Robust Intelligence」というAIツールを活用するという記事が紹介されていました。

 

印象に残ったテーマ② ロボの力を引き出す前提社会へ

年々ロボットの性能は向上していますが、今後のあるべき考え方として「ロボットの性能に合わせた環境作りを進める」というものが紹介されていました。
ソフトウェアのパッケージに合わせて業務を見直すのと同様に、ロボットを適切に活用するために環境自体をロボットに合わせて作り替える考え方が新鮮でした。

 

印象に残ったテーマ③ 冷蔵庫の食材から献立を考えるレシピ

サッポロホールディングススマホ向けアプリ「うちれぴ」が紹介されていました。
このアプリではAIを活用し、冷蔵庫の食材画像から献立を考えてくれるようです。
このアプリの開発では、いきなり時間をかけてAIで自動判定できるように作り込むのではなく、まずは人手で画像から献立を作るサービスの効果検証をしてからAI活用に取り組んだようです。
この流れは他の新規ビジネスにも活用できそうです。

 

まとめ

ロボット前提で環境作りを考えることで、今後のロボット活用がどれだけスピードアップするか楽しみです。 
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。