日経コンピュータ 2020年10月1日号 〜ロボット共生社会 リアル空間のDXが始まる〜
表紙は、「ロボット共生社会 リアル空間のDXが始まる」です。
ドコモ口座やゆうちょ銀行の不正出金の記事が紹介されていました。
また、近未来を感じられるような、ロボットを活用したDX事例が多く紹介されていました。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。
印象に残ったテーマ① キャッシュレス決済のセキュリティ水準
ドコモ口座やゆうちょ銀行の不正出金問題に関する記事が紹介されていました。
いずれのケースにおいても、キャッシュレス決済の提供者と連携銀行間のセキュリティに明確な基準が無いことが原因の一つだったのでしょう。
記事によると、今回の問題を受けて、セキュリティに関する分科会も設けられたようです。
一般消費者が安心してサービスを利用できるように早急なセキュリティ基準の策定が望まれます。
一方、システム開発会社にとっては、セキュリティ 基準が決まった際には早急な対策が求められる点を意識しておく必要がありますね。
印象に残ったテーマ② ロボットを活用した働き方改革
居酒屋チェーンのロボット配膳や、コンビニのロボットによる商品陳列等、ロボットを活用した様々なDX事例が紹介されていました。
各事例において、それまで多くの時間が取られていた業務をロボットに任せることで、人間の働きやすさの改善が期待されています。
いずれのケースもまだまだ利用シーンは限定的ですが、今後の更なる技術進歩で、どれだけ便利な世の中になっていくか楽しみです。
印象に残ったテーマ③ 大災害にAIで備える損保のDX
首都直下型地震等の大規模災害発生に備えて、保険金支払いを効率的に早く行うための、損保のDX施策が紹介されていました。
保険金の支払いまでには多くの時間と手間がかかるイメージがないでしょうか?
本書によると、保険金支払いまでの過程において、ドローンや人工衛星の画像を基にAIで被害状況を予測、顧客とのコミュニケーションはSNSを利用、損害査定にはAIを利用といった、人の負荷を極力軽くしたサービスを検討しているようです。
保険業界のような複雑な業務を行っている業態において、このようなサービスが実現できれば、他の業態へのAI、SNSの活用が一気に広がりそうです。
まとめ
ロボットを活用したDX事例をみて、ロボットが当たり前に世の中に浸透するような時代が近づいてきているなと感じました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。