継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2022年9月15日号 〜改新、システム子会社〜

表紙は、「改新、システム子会社 カギは「エンジニアファースト」」です。

今回は、大企業のアルゴリズムクラウド利用に関する先進的な取り組みや、システム部門の置き方に関する記事が紹介されていました。

数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① システム子会社を呼び戻す

システム子会社を本体会社に吸収合併し、本体のIT部隊を増強する動きが増えているという記事が紹介されていました。
その一方、エンジニアの給与体系等を本体企業とは独立して設定する場合には、別会社社員としてエンジニアを採用し、仕事は本体のIT部門人員と同じ扱いで働いてもらうケースも増えているようです。
意外だったのが、昨今増えているDX推進のために、本体とは全く異なるルールを適用する出島として別会社を設立するケースは、あまり推奨されていないという点でした。
本体企業のデジタルに関する知見を高めるためにも、こういった出島会社は短期的な会社として設立し、軌道に乗ったら本体会社に吸収する戦略が有効なようです。

 

印象に残ったテーマ② トヨタアルゴリズム活用

トヨタAtCoderと提携し、アルゴリズムに力を入れるという記事が紹介されていた。
扱うデータ量が増え、複雑化している現代のビジネスにおいて、アルゴリズムによりどれだけ色々な問題が短時間で解けるようになるのか期待されます。
トヨタには日本一の企業であり、解くべき問題の宝庫でしょうから、この取り組みがうまくいくのか期待です。

 

印象に残ったテーマ③ JPXが子会社を通じAWSと連携

JPXがAWSにサービスの改善要望を伝え、利用範囲の拡大を検討するという記事が紹介されていました。
JPXほどの影響力の大きい企業がAWSにどのような改善要望を出し、クラウドサービスを利用したシステムの安定性を高めていくのか期待されます。
この取り組みがうまくいけば、他の会社でもクラウド利用に躊躇わずに進められるようになるでしょうから、是非うまく行って欲しいものです。

 

まとめ

単にDXをもてはやしていた時代は終わり、より具体的な取り組みを競う時代に入ってきたという印象を受けました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。