日経コンピュータ 2022年8月18日号 〜スタートアップ後進国ニッポン〜
表紙は、「スタートアップ後進国ニッポン 産官学で出遅れ挽回へ」です。
政府が進めようとしているスタートアップ振興やセキュリティ関連の記事が紹介されていました。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。
印象に残ったテーマ① 東大の起業家育成
東京大学が開催している100 Programが印象的でした。
このプログラムでは、長期休みの7週間の間に一人100時間の開発に取り組み、参加者全体で100個のアイデアを出し、発表を行うようです。
こうしたプログラムやAI分野をはじめ起業家を多数輩出してきた松尾豊教授の研究室等、起業家育成の充実した環境が東京大学には整っているようです。
印象に残ったテーマ② 農林水産省のクラウド化
霞ヶ関の中でクラウド利用が先行している農林水産省の取り組みが紹介されていました。
農林水産省ではAWSとAzureを利用できるMAFFクラウドを提供しているようです。
農林水産省は小規模システムが多いという特徴を踏まえて、大規模データ分析に強みを持つGCPではなくAWSとAzureを先行して使えるようにしている点が印象的でした。
印象に残ったテーマ③ AI倫理
EU AI規制案が紹介されていました。
EU AI規制案では「禁止されるAIシステム」、「ハイリスクAIシステム」、「透明性義務を伴うAIシステム」、「最小限リスクのAIシステム」の4つの区分に分類し、区分毎のルールを示すようです。
EUでビジネスを展開する企業は注意が必要です。
まとめ
社会課題を解決するモチベーションを持った起業家が増えると良いと思いました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。