継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2021年11月11日号 〜DX推進の鍵、リスキリング〜

表紙は、「DX推進の鍵、リスキリング 社員教育でデジタル活用の扉を開く」です。

ユーザー企業やIT大手のリスキリングの状況が紹介されていました。

数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① IT大手もリスキリングを推進

ユーザー企業がDX推進に意欲を見せ、社員にDX関連のスキルを身につけさせようとしていますが、それでも、ユーザー自身が何をすればいいのか明確な解を持っていないことが多いようです。
こうした事情を受けて、IT大手には、ユーザー企業の発想を超える新サービスの提案や実装方法を提示できるような人材が求められています。
IT大手ではこうしたコンサルタント職の育成に力を入れ、超上流工程に食い込もうとしているようです。

 

印象に残ったテーマ② PMBOKの大幅刷新

PMBOK第6版までは「立ち上げ」「計画」「実行」「終結」「監視・コントロール」という大半のプロジェクトで有用なプロセス中心の構成でしたが、第7版ではこれら5つのプロセスの記述を省いたようです。
一方、従前おまけのように説明されていた、プロジェクトマネジメントの原理・原則を全面に出した構成になったようです。
この改訂により、半分以下のボリュームになったというから驚きです。

今回の大幅改訂は、昨今のDX推進やリモートワークに対応してほしいという現場の声を反映したもののようですが、基本的なプロジェクトマネジメント手法の理解なくして、派生系のDXプロジェクトの推進ができるものなのか気になるところです。
第7版から学び始めたプロジェクトマネージャがどのような活躍を見せるのか今後の動向に注目です。

 

印象に残ったテーマ③ Macのクライアント管理

モバイルアプリケーション開発と親和性の高いMacを社内PCとして容認するケースが増えているようです。
これにより、Macのクライアント管理が必要になってきているため、モバイルデバイス管理(MDM)、ディレクトリサービス、IDプラットフォーム(IdP)、EDRApple Business Managerに関する構築事例が紹介されていました。
社内でMac利用を許可する際に参考にしたいと思います。

 

まとめ

各社がリスキリングに力を入れていることからも、各社員自身がしっかりと新しいことを学ぼうとする姿勢が必要であることが分かりますね。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。