継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2021年1月21日号 〜特集 AI新種爆発〜

表紙は、「特集 AI新種爆発 独自の機械学習モデルが威力を発揮」です。

近年活発に行われているAI開発の動向や、2021年の注目技術のトレンドが紹介されていました。
また、昨今の医療機関におけるセキュリティ問題に対する国の動きや、次世代技術での覇権獲得に向けた日の丸連合の動きが紹介されていました。

数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① 医療機関向けのセキュリティガイドライン改訂

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、世界各国の医療機関へのサイバー攻撃が増加しているようです。
手術中に医療機器がハッキングされ、使用不可になった場合、人命に関わる問題が起きる可能性があるため、早急な対応が必要ですね。

こういった問題や、オンライン診療が増加傾向にある世の中の動きを踏まえて、厚労省医療機関向けのセキュリティガイドラインを近く改訂するようです。
この改訂により医療機関のセキュリティ対策意識の向上が期待されます。
このような医療分野の動きに限らず、あらゆる分野でオンライン化の動きは進んでいますから、今後ますますセキュリティに関するスキルの重要性が増すでしょう。

 

印象に残ったテーマ② 世界のIT大手が注目するNTTの光電融合技術

NTTが2030年の実用化を計画している「半導体からネットワークに至るまでの情報処理基盤に光技術を使う「IOWN(アイオン)構想」」。
この構想の肝となる技術「光電融合技術」に世界のIT大手が注目しているようです。

この技術が実用化により、現行の電子回路の100分の1の消費電力を目指しています。
100分の1になることのメリットとして、スマホに応用した場合、充電が1年間不要になる可能性を秘めているというから驚きです。
実現が楽しみな技術ですね。 

 

印象に残ったテーマ③ 業務アプリごとに通信経路を最適化できるSD-WAN

東京海上日動火災保険が、クラウドサービスの利用拡大で急増した通信トラフィックによる混雑を防ぐために、SD-WANを使う社内網を構築したという記事が紹介されていました。
SD-WANはソフトウェアでネットワークを定義するというWAN構築技術です。

この技術を導入したことで、トラフィックの用途を識別し、最適な通信経路を割り当てることができるようになります。
また、従来のネットワーク機器と異なり、ネットワークの設定変更をポータルサイトから一括変更できるというメリットもあるようです。

これからの世の中では、さらなるトラフィック量の増加が見込まれ、トラッフィク量が課題となってくるでしょうから、こうした最新のネットワーク技術にアンテナを張ることが重要ですね。

 

まとめ

セキュリティ技術やネットワーク技術の重要性が増していることを感じました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。