継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2021年5月27日号 〜特集 ジョブ型IT人材の光と影〜

表紙は、「ジョブ型IT人材の光と影 脱・日本型、デジタル組織の体質改善へ」です。
DX推進に向けて各社でジョブ型の採用が進んでいるというテーマが紹介されていました。
本号では、その他に、あまり馴染みのない最新トレンドが多く紹介されていました。

数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① マイクロソフトの最新動向

マイクロソフトのセキュリティ対策と、サーバの冷却技術が紹介されていました。

セキュリティ対策では、パスワードレスとコンフィデンシャルコンピューティングが紹介されていました。
パスワードレスでは、従来のパスワード認証とは異なり、ログオンする際にIDだけを入力し、パスワードを入力しません。
代わりに、スマホ等にインストールした認証アプリで認証し、確認が取れた場合のみ、ログオンが許可されます。

また、コンフィデンシャルコンピューティングは、従来のクラウド利用時に問題視されていた、クラウド事業者からは機密情報にアクセスしうるという問題を解決するための技術です。
コンフィデンシャルコンピューティングにより、アプリケーションや仮想マシンが使用するメモリー上のデータが常時暗号化されることで、他のアプリケーションやユーザーからデータが保護されます。

さらにサーバの冷却技術として、液浸サーバが紹介されていました。
マザーボード全体を液体冷媒の入った水槽に沈めることで、プロセッサーなどを冷却します。
これにより、低電力、故障率低下を実現できる可能性があるようです。
この仕組みがうまくいくと、データセンターの人員削減も実現できるようですので、今後の動向に注目です。

 

印象に残ったテーマ② 仮想発電所(VPP)市場の過熱

仮想発電所(VPP)は、様々な場所に分散するエネルギーリソースをITで統合的に制御し、あたかも一つの発電設備のように機能させる仕組みです。
太陽光発電風力発電など小規模な再生可能エネルギーが生み出す電力を提供する事業者にとって、不可欠なシステムのようです。

様々分野で仮想化事例がありますが、電力市場でも仮想化技術が利用されていることが印象に残りました。

 

印象に残ったテーマ③ NFTブーム

メルカリやGMOがNFT事業に参入を表明した記事が紹介されていました。
NFTには、複製できない、唯一無二で代替がきかない、正しいデータであることやデータの所有権を証明できる、発行した個数や回数を記録できるといった特徴があります。
この技術を活用して、デジタルコンテンツの取引を活性化させようとしているようです。
NFTを活用したどんなビジネスが今後生まれるのか注目です。 

 

まとめ

馴染みのない最新技術を多く知ることができました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。