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【書評】田村賢司「日本電産 永守重信、世界一への方程式」 〜永守イズムを紹介〜

日本を代表する名経営者「永守重信」氏の仕事に対する厳しい姿勢を余すことなく紹介しています。
「ここまでできるかな。。。」と思うところも多々ありましたが、読むと間違いなくモチベーションが上がります。

 

本の紹介 

日本電産 永守重信、世界一への方程式

日本電産 永守重信、世界一への方程式

  • 作者:田村 賢司
  • 発売日: 2013/10/24
  • メディア: 単行本
 

本書では、世界一のモーターメーカー日本電産の経営者「永守重信」氏の働き振りや、社員育成への取り組み方等を紹介しています。
とにかくモチベーションが上がる内容が盛り沢山ですので、是非読んでみてください。
 

印象的なポイント① 凄まじいハードワーク

 毎週土曜日、世界中にあるグループ約230社から集まる約300の週報を精読する。さらに、各地の中堅クラス以上の幹部から寄せられるメール1000通をさばかなくてはならい。「読むだけで土曜日は朝から夕方までかかる」と永守が言うほど。もちろん、読みっぱなしはあり得ない。日曜日には朝から即座に返事をし始める。
「世界のいろんな市場の小さな動きまで全部分かる。あらゆることに目を光らせとる」

今は生活スタイルが変わっているかと思いますが、凄まじいハードワークですよね。
毎週これだけの情報量を捌いているから、世界の市場の小さな動きまで分かるのですね。

これだけ突き抜けて仕事をやり切れるスタンスに感銘を受けました。
自分が専門としたい分野については、永守氏の真似をして、徹底的に情報収集したいと思います。

 

印象的なポイント② 死力は尽くしたのか

「限界と思った時がネゴのスタート」
「死力を尽くしたのか」
 わずか1行に永守の顔が浮かび、その脇に「前回購入単価対今回見積単価」や「初回見積単価対今回見積単価」の比率が載っているとなれば、もう一工夫するほかなくなる。気力と集中力に知恵と学習が加わる日本電産の両輪は、こうした活動の中から生まれている。

「死力を尽くしたのか」
昨今の働き方改革で、聞くことがなくなりそうな言葉ですが、非常に背中を押される言葉です。
この言葉に日々触れている日本電産の社員がどんな仕事をしているか気になるところです。
仕事をマンネリで流してしまいそうな時に、この言葉を思い出したいものです。 

 

印象的なポイント③ 天才の定義

「天才」とは、持って生まれた「頭脳の良さ」を言うのではない。一途に自分の思いを追い求め、それを完成させる意欲と意志の強さを持った人間こそが、「天才」なのである。つまり、誰もが「天才」になれる可能性を持っている。

永守氏の「努力」を重視する姿勢がよく現れた言葉です。
「能力」よりも「意志の強さ」が大事であることを肝に銘じる必要がありますね。
他の人との能力差に悩んだ時に思い出したい言葉です。

 

まとめ

永守氏関連の本はどの本も、もの凄くモチベーションが上がります。

他にもためになることがいっぱい書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

日本電産 永守重信、世界一への方程式

日本電産 永守重信、世界一への方程式

  • 作者:田村 賢司
  • 発売日: 2013/10/24
  • メディア: 単行本