継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2020年9月17日号 〜これが日本のDX〜

表紙は、「これが日本のDX 「DX銘柄2020」受賞8社が突き進む変革の実像」です。

日本の優れたITシステム事例が多く紹介されています。
本書を読むことで、各企業の目指すべき姿が見えてくるのではないでしょうか。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① 経営者のITへの理解が欠かせない

「DX銘柄2020」や日経コンピュータ主催の「IT Japan Award」の結果が紹介されていました。
建設業や流通業等でのAI活用や、みずほ銀行の勘定系刷新等、華々しい事例が紹介されています。

これらの事例で共通していることは、いずれの例でも、経営者がITに対して一定の理解を持っていることだと思います。
これだけ革新的なことや、大規模なシステム開発を行うためには関係者との意思統一が欠かせません。
その際、経営者トップ層主導でプロジェクトを引っ張っていかないと、上手くいかないのでしょう。
経営者を目指すのであれば、IT知識も必須であることを肝に銘じる必要がありますね。

 

印象に残ったテーマ② 天才エンジニアが大企業を選んだ理由

NTT東日本の天才エンジニア「登大遊」氏が大企業を新天地に選んだ理由が紹介されていました。
ソースコードを公開し、他社等のエンジニアにも協力を仰いで改善していくという米国のIT企業で一般的な開発手法を日本に広げるために、まずは、大企業の開発手法を変えていこうと考えているようです。
スケールが大きく、本当に素晴らしい志だと思います。
登氏の今後の活躍から目が離せませんね。

 

印象に残ったテーマ③ DX推進には大胆な人事異動も必要

トラスコ中山のDX例が紹介されていました。
同社がDXを推進できた要因の1つに、大胆な人事異動があったようです。
DXと人事異動は、ぱっとは結びつきませんよね。

どういうことかというと、同社は5年に一度の周期で人事異動を行うようです。
これにより社員一人一人が会社の業務全体を把握でき、改善点が出やすい風土が生まれています。
また、異動による社員同士のつながりが強くなり、部門横断でDXを推進しやすい環境ができているようです。
是非ともこの事例を真似して、定期的に人事異動する仕組みを作りたいものです。

 

まとめ

DX銘柄2020や日経コンピュータ主催の「IT Japan Award」等、幅広い優れたシステムを学ぶことができました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。