継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

【書評】ハーバード・ビジネス・レビュー 2020年 10月号  〜パーパス・ブランディング〜

表紙は、「特集 パーパス・ブランディング」です。

アフターコロナの世界ではこれまで以上に企業のパーパスが重要になってくるというのが今回のテーマです。
スターバックスオムロン等、優れたブランド価値を築いている企業が如何にしてパーパスを追求しているかを紹介しています。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① 今まで以上に企業の存在意義が問われる時代である

いつ収まるのかもわからない新型コロナの影響により、企業経営が揺らいでいる。コロナ前までは「モノからコトへ」と盛んに言われ、単なる物販の販売から、リアルの体験や経験を売る重要性が叫ばれた。
 だが、いまとなってはコト消費を促すことも難しい。「密」を避けようと、消費者は外出を控え、企業側も店舗集客やイベント開催を積極的に行えない。顧客との接点を次々と失っている企業も少なくないだろう。
 このような中、私たちが突き付けられているのは、企業の存在意義ではないだろうか。

確かにコロナの前後で、欲しいと思うものが大きく変わった気がしますね。
コロナ前は単なる物の購入よりも、付加価値として体験を提供してくれるものにお金を出す傾向があったように思います。
顧客のニーズが変わる中でも選ばれ続ける会社であり続ける為に、企業の存在価値が重要ということですね。

 

印象に残ったテーマ② スターバックスはミッションが浸透している

人々の心を豊かで活力あるものにするために-一人のお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから

スターバックスのミッションが紹介されていました。
素晴らしいミッションだと思いますが、スターバックスの素晴らしいところはそれだけでありません。
とある店舗に訪れたお客さんが店員の一言に活力を与えられたストーリーが紹介されていました。
経営者でもない、従業員一人ひとりにこのミッションが根付いているところがすごいですよね。
スターバックスのどの店舗に行っても気持ちよく時間を過ごせるのは、ミッション教育が従業員に行き届いているからなのでしょうね。

 

印象に残ったテーマ③ オムロン創業者の思い

立石一真は「最もよくひとを幸福にするひとが最もよく幸福になる」と言っていましたし、3代目社長の立石義雄は「人の幸せを我が喜びとする」が心情でした。

オムロン創業者立石一真氏の思いが紹介されていました。
会社が社会のために存在しているという前提に立った、素晴らしい心情だと思います。
このような思いを持った素晴らしい経営者が会社を率いたからこそ、オムロンは長い間存続し続けられているのでしょう。
社会に貢献することを意識して仕事をする重要性を感じました。

 

まとめ

自社のパーパスを意識して仕事がしたくなる記事でした。
非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。