【書評】日経コンピュータ 2019年11月28日号 〜AIが救う命「スマートホスピタル」最前線〜
表紙は、「AIが救う命 「スマートホスピタル」最前線」です。
病院や銀行、自動車業界のAI活用方法等に関する記事が掲載されていました。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。
- 印象に残ったテーマ① GAFAのようなデジタルプラットフォーマーに挑む方法
- 印象に残ったテーマ② 医療費等の社会保障費の2025年問題にAIで立ち向かう
- 印象に残ったテーマ③ りそなHDのアーム型ロボが20万円で社員一人分の活躍
- まとめ
印象に残ったテーマ① GAFAのようなデジタルプラットフォーマーに挑む方法
「ヤフーとLINEの経営統合」に関する記事が掲載されていました。
テレビや新聞でも多く取り上げられていたニュースですね。
テレビや新聞では、EC業界において楽天に匹敵する規模の巨大勢力になるという紹介が印象に残っていました。
そのため、かなりの強い勢力なんだろうと思っていたのですが、日経コンピュータを読んで、GAFAのようなデジタルプラットフォーマーと比べると売上高、利益等の面で大差をつけられており、実はまだまだあることが分かりました。
一方、全く別のアプローチでGAFAに挑む例が紹介されていました。
東京都八王子市の北原病院は、「デジタルリビングウィル」という救急医療等に活用可能なシステム(NECと協力)で、健康という全ての人の共通課題を入り口として一大プラットフォームを築き上げ、ゆくゆくはGAFAに匹敵する勢力になろうと考えているようです。
ヤフーとLINEのように規模の力でGAFAに対抗するか、北原病院のように、健康というGAFAとは全く違う切り口からプラットフォーマーとして地位を確立し、GAFAに挑むか。
10年後にどちらが勢力を伸ばしているか、先行きが楽しみです。
印象に残ったテーマ② 医療費等の社会保障費の2025年問題にAIで立ち向かう
医療費を抑制するためには、病気になってからの対策ではなく、病気になる前の健康管理にAIを活用しようというテーマが印象に残りました。
何事も攻めの姿勢が大事ということです。
病気になってから対策すると、お金がかかるだけでなく、患者自身も自分の望む生活ができなくなり、生活の質が下がってしまいますよね。
AIの力で病気にならない世界が実現できたら最高ですね。
印象に残ったテーマ③ りそなHDのアーム型ロボが20万円で社員一人分の活躍
りそなHDの次期勘定系システムではRPAが活用できるようですが、次期勘定系システムへの更改までのつなぎとして、アーム型ロボによるRPAを実現したようです。
このロボが、たった20万円で社員一人分の働きしてくれるようです。
ものすごくコスパいいですよね。
単純作業はすぐにロボットに仕事を奪われそうですね。
人間にしかできないような付加価値の高い仕事をするように意識したいものです。
まとめ
AIブームが来ていることを実感させられる記事が多く載っていました。
非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。