日経コンピュータ 2022年4月28日号 〜沸騰・量子コンピューター〜
表紙は、「沸騰・量子コンピューター 期待と危機感が高まる理由」です。
量子コンピューターの昨今の開発状況やクラウド活用のトレンドが紹介されていました。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。
印象に残ったテーマ① 量子コンピューターに対する危機感
以前は2050年前後になると見られていた量子コンピューターの実用化時期が前倒しされる可能性あるという記事が紹介されていました。
量子コンピューターが実現した場合にRSA暗号が破られる可能性があることから、セキュリティ、通信業において量子コンピューターに対する対策が進められているようです。
他にも非常に高度なシミュレーションが短時間でできるようになることから、金融業や製造業においても量子コンピューターに対する危機感が高まっているようです。
印象に残ったテーマ② クラウド活用3つの波
クラウド活用の3つの新常識として、「サーバーレスで業務処理を組む」、「バッチをモダナイズして高速化」、「メインフレームをクラウドに移行する」という3点が挙げられていました。
特にバッチ処理のモダナイズは、銀行業界等の大量の夜間バッチ処理を抱えている業界にとっては重要な課題ではないかと思います。
AWSなどが提供しているサービスをうまく活用し、新常識を意識してクラウド化を進めたいものです。
印象に残ったテーマ③ データベースの新常識
データベース活用の3つの新常識として、「データをコピーせずにすぐ分析」、「チューニングもデータベースにお任せ」、「多様なデータ形式をすぐに利用可能」という3点が挙げられていました。
特にデータベースのチューニングをクラウドサービスに任せられる点は、DBAの業務負荷の軽減に繋がり、是非とも意識的に取り組むべきと思いました。
DXを成功させるためにデータをうまく活用することは欠かせないため、積極的にクラウドサービスを活用していきたいと思いました。
まとめ
量子コンピューターの記事は専門的で非常に難しく感じました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。