日経コンピュータ 2021年10月14日号 〜特集 内製の極意 DX巧者はゼロから組織をつくる〜
表紙は、「特集 内製の極意 DX巧者はゼロから組織をつくる」です。
今流行りの内製化の極意の他、IEサポート終了といった喫緊の課題等、今知っておくべき記事が多く紹介されていました。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。
- 印象に残ったテーマ① システム開発内製化の鍵は小さくても早期に結果を出すこと
- 印象に残ったテーマ② Internet Explorer(IE)のサポート終了
- 印象に残ったテーマ③ スマホ決済の手数料バトル
- まとめ
印象に残ったテーマ① システム開発内製化の鍵は小さくても早期に結果を出すこと
内製化に成功している企業の例として、星野リゾートやカインズの事例が紹介されていました。
いずれの企業でも、システム内製化に懐疑的な社内他部門の賛同を得るために、毎週システムリリースといった取り組みや、様々なサービスのローンチを矢継ぎ早に行うといった取り組みを意識的に行ったようです。
これから内製化を目指す企業において、内製化案件の第一弾案件として大規模開発を手がけるのではなく、早期に成果が見える案件から着手すべきであることがよく分かる記事でした。
印象に残ったテーマ② Internet Explorer(IE)のサポート終了
Windows 10でのIEサポートが2022年6月15日(米国時間)に終了する予定という記事が紹介されていました。
IEは様々な企業のWEBサイトで利用されているため、影響は広範に及びます。
各企業は、IEでしか動作しないアプリケーションをEdge等に対応するように改修する、あるいは、急場凌ぎとして、EdgeのIEモードを利用するように周知するといった対応が必要です。
残された時間は短いため、各社対応を急ぐ必要があります。
印象に残ったテーマ③ スマホ決済の手数料バトル
世の中に広く普及しているPeyPay等のスマホ決済における熾烈な手数料バトルが紹介されていました。
特に印象に残ったのは、楽天やNTTドコモといった、独自の経済圏を持った企業における既存事業との連携による集客戦略です。
楽天は既存の楽天ポイントとの連携力を生かし、楽天ペイの利用者増を狙っています。
また、NTTドコモはメルカリ傘下のメルペイとの連携を活かし、d払いの利用者増を狙っています。
これらの戦略が各社のモバイル決済利用者にどのように影響するか見ものです。
まとめ
IEサポート終了のニュースは多くの企業に多大な影響を及ぼすことでしょう。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。