【書評】ハーバード・ビジネス・レビュー 2021年 8月号 〜Hybrid Work〜
表紙は、「Hybrid Workハイブリッドワーク」です。
コロナ禍により一気に広まったテレワークと、オフィスでの勤務が混在する社会において、マネージャが意識すべきことが紹介されていました。
また、中国とどう向き合うかという特集も組まれていました。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。
印象に残ったテーマ① ハイブリッド環境でマネージャは何をすべきか
部下の仕事を直接確認できないようなテレワークと、オフィスでの勤務が混在するような状況下において、マネージャが、如何にして、部下に適切にリソースが行き渡るようにするかのポイントが記載されていました。
チームやメンバー毎の出社状況の視覚化、出社している従業員とテレワークしている従業員間の権限の不平等の解消、ハイブリッド環境における仕事の進め方に関する社員教育、これらの施策がうまくいっているかのチェックが重要なようです。
少しずつテレワークが減っているというニュースも聞きますが、テレワークがゼロになることはないでしょうから、マネージャが意識すべきポイントを押さえておきたいと思いました。
印象に残ったテーマ② マネージャの役割の変化
これまでのマネージャは、特定のタスクを遂行できる従業員のパフォーマンスを管理・評価する能力に基づいて選ばれ、昇進してきました。
今後はこれらの能力だけでなく、優れたコーチや教師の役割を担える、共感力も重要になるという記事が紹介されていました。
ハイブリッド環境だけでなく、ダイバーシティを重視する世の中になっていくでしょうから、この共感力を身に付けるために、周囲の人との会話を大事にするように意識しようと思いました。
印象に残ったテーマ③ 中国との差を縮めるため戦略
テンセントやアリババといった世界的な大企業を排出している中国とのイノベーションの差を縮めるための方法がいくつか紹介されていました。
その中でも、「模倣の腕を磨く」、「中国のスピードに遅れずに中国の情報を動画などで入手し続ける」というアドバイスが、個人でもできることですので、実践していきたいと思いました。
まとめ
コロナ等の環境変化に適応するために、これからの世の中で意識すべきことをしっかりとキャッチアップしてきたいものです。
非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。