継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2021年5月13日号 〜特集 デジタル就活新時代 22年新卒のニューノーマル採用〜

表紙は、「デジタル就活新時代 22年新卒のニューノーマル採用」です。

今年度もコロナが常態化してしまっていることから、オンラインを最大限活用した就活が一般的になってきているという記事が紹介されていました。
その他、企業のシステム開発の動向や、新世代のプログラミング言語などが紹介されていました。
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① 日本郵便の基幹業務系システムの大規模刷新

日本郵便が1800億円を投資し、基幹業務系システムを刷新するという記事が掲載されていました。
2021年4月プロジェクト着手、2024年春稼働の予定とのことです。
この1800億円全てがシステム開発費用ではないのかもしれませんが、仮に全てがシステム開発費用だとすると、金額に対して、開発期間が非常に短いプロジェクトではないかと思います。

単純に比較はできませんが、同号で紹介されていた、「りそな銀行がローコード開発で開発工期を半減した」という、開発工期を大幅に短縮した画期的なプロジェクトであっても、百数十億規模の投資額に対し、7ヶ月の開発期間がかかっています。

このように他プロジェクトと比べて非常に短納期の開発をこの期間でやりきるために、日本郵便がどのような戦略を立てているのか気になります。

 

印象に残ったテーマ② ワークマンのAI発注DX

作業服大手ワークマンが、AIを使い、販売実績や在庫数などの条件から最適な発注数を導く発注システムに刷新するという記事が掲載されていました。

見栄え良い売り場をつくるために売れない商品も陳列しないといけないという店舗の事情も考慮し、商品の売れ行きに応じて適切なアルゴリズムで処理するという工夫がなされています。

まだシミュレーション段階ですが、発注時間の大幅削減や、欠品率の改善といった効果も見られているようです。
ワークマンの業績を支えるフランチャイズ加盟店の負担を減らすことで、さらなる売り上げ向上を目指すという、会社の強みを理解した上でシステムを構築している良いDX事例だと思います。

 

印象に残ったテーマ③ Rust、Elixir、Go 新世代プログラミング言語の使いどころ

JavaC#C/C++Rubyなどに加え、Rust、Elixir、Goを利用する企業が増えているという記事が掲載されていました。

Rust、Goは、C/C++に比べてメモリーを安全に効率的に管理できるという特徴があります。
GoogleマイクロソフトでもOSの開発にRustの利用を検討し始めており、今後の利用シーン拡大が期待される言語です。
Elixirは大量の平行処理を安定的に実行できる特徴を有しています。
コンテンツ配信やSNSなどのWebアプリケーション開発で利用されています。

これらの言語を、SNSスマホゲーム等で使用するケースも増えていることから、サービスの特性を元に最適なプログラミング言語を選択できる能力の重要性が高まっていると感じました。

 

まとめ

多くのプログラミング言語からサービスの特製に応じた言語を選択するスキルを向上させる必要性を感じました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。