継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2020年12月24日号 〜特集 DXを阻む壁〜

表紙は、「特集 DXを阻む壁 1200人調査で見えた3つの課題」です。

 

コロナ禍により経営難に陥っている企業も多くありますが、ポストコロナの世の中において、成長するためには、今のうちから将来を見据えた種まきを進める必要がありますよね。
今回は、DX推進を阻む複数の障壁が紹介されていました。

また、どの課題に対して積極的に取り組むべきかも紹介されていました。

数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① DXを阻む壁と必勝法

DXを推進する際の障壁に関するアンケート結果として、「DX人材の不足」、「DX人材の育成が進んでいない」、「ネットワークやWEBで完結しないアナログな仕事が残っている」の3大障壁が紹介されていました。

確かにDX人材が不足していては、DX推進がスムーズに進まない気がしますね。
ということは、人材育成を最優先に考えるべきなのでしょうか?

本書の分析結果ではどうやら違うようです。
DXが成功している企業に、必ずしもDX人材が豊富にいるかというと、必ずしもそうとは限らないからですね。


では、何を優先すべきでしょうか?
一番優先すべきことは、DXに対する会社の方針の明確化と、その全社的な浸透に取り組むことのようです。
DXで真にビジネスを変えたいのであれば、経営層の強い意思が欠かせないということですね。

 

印象に残ったテーマ② クラウド利用に対するユーザ企業の意識改革が必要

「日本企業はクラウドサービスに対する意欲があるのに、なぜ進まないのか?」

この問いに対する、ガートナージャパン亦賀忠明氏の、「ユーザ企業の勉強不足と、それにつけ込むかのような日本IT企業の質の低い提案によるもの」という回答が印象的でした。

ユーザ企業のITスキル向上に対する要求が、さらに強まってきていますね。
勉強し続けないと生き残れない世の中が来ています。

 

印象に残ったテーマ③ 非対面の接客に対する需要の高まり

昨今のコロナ禍を踏まえた航空業界のAIによる非対面接客や、りそな銀行の接客アプリが紹介されていました。
非対面の接客は今回のコロナ禍で一気にニーズが高まった印象がありますよね。

本当に人がやらないといけないのかを考え直し、デジタルによる接客に置き換えられないかを考える時代が来ています。

 

まとめ

DXという言葉は、2020年ですっかり世の中に定着しましたね。

他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。