継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2020年11月12日号 〜特集 コロナ危機を救うRPA快進撃〜

表紙は、「特集 コロナ危機を救うRPA快進撃」です。

今回のコロナ禍で急遽必要になった給付金支給手続き等のように、大量に確実にこなす必要がある事務手続きにRPAを活用するという記事が紹介されていました。
また、全銀システムの課題と今後の展望等も紹介されていました。

数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① 顧客満足度と自社のあるべき姿の追求がDXの鍵

「DXやるぞ!」と息込んでいない企業「トラスコ中山」が「DX銘柄2020」のグランプリに輝いたという記事が紹介されていました。
デジタルありきではなく、「顧客が欲しいと思ったものをすぐに用意して届ける」という、問屋の機能を追求した結果のグランプリ受賞だったようです。


デジタルありきで考えている企業には、自身の戦略を見直す必要性を感じさせられる記事だったのでは無いでしょうか。


デジタルはあくまでも手段です。
本来目指すべき姿、自社のパーパスに立ち返る必要性を感じされられる記事でした。
 

印象に残ったテーマ② 全銀システムの大きな岐路到来

40年超手数料が不変の全銀システムの課題と、競合インフラの構想が紹介されていました。

近年、PayPay等のノンバンク企業の台頭が目覚ましいですが、現状、ノンバンクは全銀システムに接続できないようです。

そのため、加盟店への入金を銀行振り込みに頼る必要があり、銀行振込手数料が不要にかかってしまうという問題があります。

こうした問題を解消するために、ノンバンクも接続できる新規決済システムとして、三菱UFJ銀行等の大手5行が新決済インフラを検討し始めたようです。
これにより、ノンバンク系の利用手数料が更に下がり、加盟店が増えることで、より多くの店で便利な決済サービスが利用できるようになることが期待されます。
時代のニーズに合わせて、インフラも柔軟に変化していくことが求められていることに気づかされました。

 

印象に残ったテーマ③ 5G特許数で出遅れた日本の訴訟リスク

5Gの素晴らしさを遡及するような携帯会社のCMをよく見ますが、その裏で、日本は5G特許数で大きく出遅れてしまっているという問題があるということはあまり知られていないのでしょうか。

この問題により、5Gが登場したばかりですが、すでに6G開発に向けた動きが進行しているようです。
一般消費者からは特許を意識することはないと思いますが、安く、確実にサービスを提供し続ける事業者の立場からすると、どれだけ重要な特許を押さえているかが重要なのですね。
6Gでは、日本に是非とも世界をリードする立場を獲得して欲しいものです。

 

まとめ

DXが広く社会に認知されつつありますが、本当に大事なのは、自社が目指すべき姿を追求することであることに気づかされました。
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。