継続力

IT系サラリーマンが、書籍や講座から学んだこと、効果があった勉強方法を紹介します。

日経コンピュータ 2020年8月6日号 〜新型コロナ時代の在宅勤務 一時しのぎで終わらせない次の一手〜

表紙は、「新型コロナ時代の在宅勤務 一時しのぎで終わらせない次の一手」です。

在宅勤務のために導入したインフラを、新しいビジネスや働き方に活用した事例が多く紹介されています。
また、エンジニアとしての技術力の重要性についても考えさせられる記事が紹介されていました。

 
数ある記事の中から、私が印象に残ったテーマを紹介します。

 

 

印象に残ったテーマ① 脱VPNは在宅勤務だけでなくM&A後の統合にも役に立つ

武田薬品がZscaler Private Accessを使用することで、VPNを介さずに社内業務アプリケーションを利用できるようにしたという記事が紹介されていました。
これにより、多くの社員がテレワークを実施する武田薬品のような大企業であっても、VPN渋滞を回避できているようです。

これまでの日経コンピュータで、VPN渋滞を回避するために、インターネット経由で社内アプリケーションにアクセスする、ゼロトラストネットワークの導入が進んでいるという記事が数多く紹介されていました。

武田薬品の狙いはVPN渋滞の回避だけではありません。
武田薬品は、システム統合時のVPNネットワーク設定を不要にするという効果も見据えていたようです。
これにより、システム統合のスピードが格段にアップします。

このように、経営判断による環境変化に、システムを素早く適応させるためにも、このような最新トレンドの技術を素早く活用していく必要性を感じました。

 

印象に残ったテーマ② ニューノーマルに適応したサービスや会議の実例

今や当たり前となりつつある在宅勤務のために導入したインフラを利用した、新しいサービスや新しい会議の開催方法に関する記事が紹介されていました。

積水ハウスは、住宅展示場への来客が減少している事態を受けて、VRを活用した住宅展示サービスを開始したようです。
また、リクルートは、移動や参加人数の制限を受けにくいTV会議の利点を活用し、経営層と一般社員の対談会議をオンラインで開催することで、経営方針の一般社員への浸透を狙っているようです。

ニューノーマルに適応したサービス、働き方として、自分の業態でもマネできることはないかを考えさせられる記事でした。

 

印象に残ったテーマ③ ITの世界は実行力が命

動画共有サイトドワンゴ」のインフラ改革を1年で成し遂げたKADOKAWA執行役員KADOKAWA Connected社長「各務茂雄」氏の記事が紹介されていました。
その中で、「KADOKAWAのIT部門はシステム開発などを外注していた。高コストで仕事のスピードが遅く、品質も悪くなりがちだった。ITの世界は実行力が命。解決策としては力のあるエンジニアを連れてくるしかない。」という言葉が印象的でした。

DXの流行により、短期間で新サービスを作り上げる必要がある世の中で、真っ先に選ばれるエンジニアになるために、技術力を磨いていく必要性を感じました。

 

まとめ

在宅勤務自体への対応は、各社ひと段落したのか、アフターコロナを見据えた記事が多く紹介されていました。 
他にも、非常に勉強になることが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。