【書評】【洋書】シドニィ・シェルダン「Master of the Game（ゲームの達人）」

「Master of the Game（ゲームの達人）」は、アメリカで映画化、ドラマ化され、日本でもドラマ化されたほどの人気作です。

長編ですが、先の読めない展開に、きっとハラハラドキドキすると思います。

英語の長編にチャレンジしてみたい方の一冊目としてオススメの本です。

本の紹介
洋書としての読みやすさ
おすすめポイント　
気になった表現
まとめ

本の紹介

Master of the Game: The master of the unexpected (English Edition)

作者:Sidney Sheldon
出版社/メーカー: HarperCollins
発売日: 2012/06/07
メディア: Kindle版

著者「シドニィ・シェルダン」氏は、ギネスブックに載るほどのベストセラーを連発している作家です。

本書は大きく分けて4つの章に分かれています。

ダイヤモンドで一攫千金を狙うジェミー・マクレガーの話。
その子供であるケイトが、父ジェミー・マクレガーの残した会社を世界的な会社に成長させる話。
ケイトの息子トニーが、パリで画家を目指す話。
トニーの娘イブが、同じくトニーの娘アレクサンドラを何とか亡き者にして、ケイトの遺産を全て手に入れようとする話。

と、非常に盛りだくさんな話です。

洋書としての読みやすさ

単語数は「140,500」語です。

シドニィ・シェルダン氏のストーリーは、イングリッシュアドベンチャーという英語教材でも使用されており、英語学習者にも非常に読み易いストーリが多く取り揃えられています。

本書、「Master of the Game（ゲームの達人）」は、長編ではあるものの、難解な表現は少なく、全体を通じて読み易いです。

気になった表現

①寝ても覚めても

He was the last thing she thought of when she went to bed at night, and the first thing she thought of when she opened her eyes in the morning.

→彼は彼女が夜眠るときに最後に考える人であり、彼女が朝目覚めたときに最初に考える人だった。

日本語では、「寝ても覚めても」と表現しますが、英語でも同じような表現があるのですね。

恋愛に関する表現は万国共通なのですね。

②a master of the game

‘Business is a game,’David told Kate,’played for fantastic stakes,and you’re in competition with experts.If you want to win,you have to learn to be a master of the game.'

→「ビジネスはゲームだよ、素晴らしい掛け金のね。そして、熟練者たちとやりあうんだ。もし君が勝ちたいと思うなら、ゲームの達人になるために学ばないといけない」とデビッドはケイトに言った。

本の題名が登場しました。

自分の仕事がゲーム感覚で楽しめたら幸せですよね。

③ capture beauty and freeze it for all eternity

The idea of being a painter excited Tony. To be able to capture beauty and freeze it for all eternity;that was something worthwhile, he wanted to go abroad and study in Paris, but he knew he would have to broach the subject to his mother very carefully.

→画家になるというアイデアにトニーは興奮した。美を捉えて、永遠に凍結させる。やりがいのあることだ。彼は海外に行きたい、そしてパリで学ぶ。しかし、彼は母に慎重にそのテーマを切り出さなければならないと知っていた。

「 capture beauty and freeze it for all eternity」かっこいい表現です。

このようなかっこいい表現をストックしていけるといいですよね。