【書評】井上篤夫「志高く 孫正義正伝」 〜孫正義氏の熱い生き方を紹介〜
ソフトバンクグループの創業者「孫正義氏」の生き様を描いた本です。
様々な困難を人並みならぬ努力と突破力で乗り越え、ソフトバンクという大企業を一代で築き上げるまでの生き様が描かれています。
どのエピソードもスケールが大きく、常人離れしてはいますが、非常にモチベーションが上がる内容になっているので、モチベーションを上げたい時にオススメの本です。
また、自分は頑張っていると思っている人にとっては、上には上がいることに気づかされる本になっています。
本の紹介
ソフトバンクグループの創業者「孫正義氏」の生き様を描いた本です。
「孫正義氏」は、ソフトバンクグループ株式会社を創設し、代表取締役会長 兼 社長や、スプリント、ヤフー、アリババの取締役、およびアーム、ソフトバンク株式会社の会長を務めています。
「孫正義氏」が若くして渡米し、猛勉強。様々な苦難を乗り越えて現在に至るまでのエピソードが非常に読みやすく描かれています。
「成功するためには努力が必要」だと気づかされる良い本です。
印象的なポイント① 後悔しないための密度の濃い生き方
P128
「一度しかない人生、後悔したくない。思い切ってやろう。そのほうがずっとおもしろいではないか。人生の幕を閉じる瞬間、ああよかったと思えるような一生を送りたいと思った」
P238
龍馬は大きな志に生きた。刺客の手にかかった。三三歳の短い命であった。だが、人生は長さではない。いかに燃焼して生きたかどうかに価値がある。
人生が終わる瞬間に、「やりきった!」と思えるような生き方って素敵ですよね。
「人生100年時代」と言われて久しく、長く生きられることが当たり前の世の中になりつつあります。
ただし、いつ何があるのかが分からないのが、世の常です。
いつ、不運に巻き込まれて人生が終わっても後悔しないような生き方をしたいものです。
そのためには、「やらなかったことによる後悔」をしないように、人生の一瞬一瞬で思い切って行動することが重要です。
「迷ったら思い切ってやってみる!」 このことを頭に入れて、今後の人生を歩んで生きたいと思います。
印象的なポイント② 志からスタートする
P370
買収する、あるいは新しい仕事に取り組むというときに、自分がいま何を持っているかを考えて、やれる範囲のことをやる、そういった生き方は孫ではない。
「積み上げ方式の人生なんてつまらない」
孫の発想は、あくまではじめに「志」ありき。つまり、「デジタル情報革命をやりとげたい」という大きな志が先にある。
「やりたいことはあるが、自分のスキルでできるだろうか」と感じた時に、この文章を思い出したいものです。
あくまでも「自分の志(やりたいこと)」を大事にして、「やる!」と腹をくくる。
その上で、「成功させるためには何をしないといけないか?」の計画に頭を使うことが重要です。
自分の可能性の上限を勝手に決めてしまわずに、「できる」と思い込んで頑張れれば、きっと成功できると思います。
印象的なポイント③ スケールの違う頑張り方
P45
「グワーッ!」
うなり声とともに勉強を開始した。
食事をするときも風呂に入るときも勉強した。湯船につかっていても教科書から眼を離さない。
車を運転するときも勉強した。テープに講義を録音し、ヘッドホンで聞く。
信号待ちになると、「時間がもったいない」と教科書を開く。
すごいですよね。
ここまで自分を追い込めていますか?
私はできていません。。。
日々の仕事で忙しいことを言い訳にせず、少しの隙間時間であっても、勉強する。
成功するためには、そういう意識が必要です。
電車の待ち時間等、まだまだ自分には勉強時間を増やす余地がありそうなので、時間を有効活用して、努力したいものです。
まとめ
人の成功体験を読むことで、自分が成功するために何をしないといけないかが見えてくるものです。
どんな困難も努力次第でどうにかなると思わせてくれる良い本です。
ぜひ何度も読み返したいと思います。
他にもためになることがいっぱい書いてあるので、ぜひ読んでみてください。